はじめてゲームプログラミング 「タイマー」の特徴と基本的な使い方
『つくってわかる はじめてゲームプログラミング』の、「タイマー」の基本的な使い方についてのメモです。
「タイマー」は、「1」を出力するタイミングや、出力を続ける時間を、秒数で指定することができます。
ゲーム内で発生させるイベントを、時間で管理したい時に便利なノードンです。
「タイマー」の設定画面
「タイマーノードン」の設定画面では、出力するタイミングと、出力を続ける秒数を設定できます。
設定「何秒後に出力するか」
「何秒後に出力するか」では、「タイマー」が入力を受け付けてから、何秒後に「1」を出力するかを設定できます。
0〜100秒の範囲で指定可能で、初期状態では、「1」に設定されています。
「0」を設定すると、即、出力が行われます。
設定「出力しつづける秒数」
「出力しつづける秒数」では、出力を続ける時間を、秒数で設定できます。
0〜100秒の範囲で指定可能で、初期状態では、「0」に設定されています。
0秒を指定した場合は、1フレーム分(1回分)だけ、「1」が出力されます。
「タイマー」の基本的な使い方と注意点
「タイマーノードン」は、「0以外の値」を受け取った瞬間から、動作を開始します。
例えば、「ボタンノードン」の出力を、「タイマー」の入力ポートにつなげた場合、ボタンを押したタイミングで、「タイマー」が動き始めます。
「タイマー」の出力ポートからは、設定した秒数の後、設定した秒数の間だけ、「1」が出力されます。
「タイマー」は、一旦動作を始めると、出力が完了するまでは、新たな入力を受け付けません。
再入力で動作を上書きしたり、「カウンターノードン」のようなリセットはできないので、注意が必要です。
「出力しつづける秒数」の経過後、再び、入力待ち状態になります。
1秒ごとにカウントするタイマーの例
「タイマー」の入力に、「定数」のような常に出力を続けるノードンを使用すると、一定時間ごとに動作する仕組みを作ることができます。
例として、1秒ごとに数が増えるカウンターを作ってみます。
プログラム画面に、「タイマー」、「定数」、「カウンター」、「数つきモノ」を呼び出しましょう。
用意するノードン | 分類 |
---|---|
タイマー | 中間 |
定数 | 入力 |
カウンター | 中間 |
数つきモノ | モノ |
まず、「タイマー」の入力ポートに、「定数:1」を繋げます。
「タイマー」は、1秒後に出力、出力継続0秒、の設定です。
続いて、「タイマー」の出力を「カウンター」の「増やす」に接続し、「カウンター」の出力は「数つきモノ」に繋げます。
「カウンター」の設定は、スタート時:0、モード:制限なし、にしています。
ゲーム内で確認すると、「数つきモノ」に表示される数字が、1秒ごとに増えていくはずです。
「定数:1」からの入力で「タイマー」がスタート、1秒後に「カウンター」に「1」が加算され、その結果が「数つきモノ」に表示される、という流れです。
出力終了後、再度、「タイマー」に「定数:1」からの入力が発生し、後はこの繰り返しになります。
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